イタリア北部のワイン産地のお勉強
❷ピエモンテ州(Piemonte) 州都:トリノ
⭐️プロフィール
・長年サヴォイア家がこの地を治め、1861 年にイタリア王国が統一されると、サヴォイア家のヴィットリオ・エマヌエーレ2 世が初代国王となった。トリノは王国最初の首都となる(1861~1865 年)
・イタリア王国初代首相、カミッロ・カヴール伯爵はフランスの醸造家ルイ・ウダールを招聘し、それまで甘口だったバローロを辛口へ生まれ変わらせた。
・固有品種による単一品種醸造が多く、また、単一畑文化が根付いている土地でもある。
・スローフード運動発祥の地
・生産量の約 94%を D.O.P.ワインが占める高品質ワインの産地。赤ワインが 59%を占める。
・D.O.C.G.は現在 19 銘柄(赤が多い)。20 州で銘柄数最多。
ピエモンテ=『山の麓』の意味。アルプス山脈の南側に広がるイタリアを代表する銘醸地。 ・特にネッビオーロから造られる長期熟成能力の高い赤ワイン(バローロ、バルバレスコなど)は世界的に名声を誇る
⭐️ 主要ブドウ品種
白:Cortese、Arneis、Moscato Bianco など黒:Nebbiolo=Spanna、Barbera、Dolcetto、Brachetto、Grignolino など
ネッビオーロ→収穫が遅い品種なので、ブドウ畑に霧(Nebbia)がかかることからこの名がついたと言われている。 アントシアニンが少なく(色が薄い)、タンニンが豊か。北ピエモンテとロンバルディア州ヴァルテッリーナ以外では ほとんど目立った成果が出ていない。北ピエモンテでは Spanna(スパンナ)、ヴァルテッリーナでは Chiavennasca (キアヴェンナスカ)と呼ばれる。
⭐️ピエモンテ州の料理・チーズ・食材
Tajarin(タイアリン):卵黄が多く細い手打ちパスタ Bagna Cauda (バーニャ・カウダ) Brasato(ブラザート):牛肉の煮込みBra(ブラ):D.O.P.チーズ。牛乳主体。非加熱圧搾。Gorgonzola(ゴルゴンゾーラ)
:D.O.P.の青カビチーズ。牛乳。生産の中心はノヴァーラ県。(ロンバルディア州でも生産) Tartufo Bianco d’Alba タルトゥーフォ・ビアンコ・ダルバ :アルバ名産の白トリュフ
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