🇪🇸 ナバーラ州(Navarra)

■ 概要
• 位置:スペイン北部、ピレネー山脈の麓から南のエブロ川流域まで広がる。
• 州都:パンプローナ(Pamplona)
• 栽培面積:約11,000ha
• 気候:
• 北部:海洋性
• 中部:地中海性
• 南部:乾燥した大陸性
→ 多様な気候帯が生み出す豊かなスタイル。
• 地形:北は山岳、南は平野。標高差が大きい。
■ 歴史
• 1950年代:ロゼワインの輸出が成功し、ロゼ産地として認知される。
• 1980年代:ボルドー系品種(カベルネ・ソーヴィニヨン等)の導入が進む。
• 近年:土着品種ガルナッチャ(Garnacha)の再評価が進み、高品質ワインを生産。
■ 栽培品種
• 黒ブドウ:
• ガルナッチャ(Garnacha)
• テンプラニーニョ(Tempranillo)
• カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロなど
• 白ブドウ:
• ビウラ(Viura/マカベオ)
• マルバジア(Malvasía)
■ 生産と特徴
• 赤ワイン:60%
• ロゼワイン:30%
• 白ワイン:9%
• 甘口ワイン:1%
• 共同組合主導の生産体制。
• 海外、特にイギリス市場向けPB(プライベートブランド)需要が高い。
■ 主なD.O.
• D.O. Navarra
• テンプラニーニョ+カベルネ・ソーヴィニヨンなどのブレンド。
• 単一品種表示ワインも多く、品質の幅が広い。
■ スタイルと特徴
• フルーティで飲みやすいロゼ。
• 果実味のあるモダンな赤ワイン。
• 土着と国際品種の共存が特徴。