🇦🇹 オーストリア ワイン検定用まとめ
1. 基本プロフィール
• 栽培面積：48,055ha
• 白ブドウが約7割（白ワイン大国）
• 味わいの傾向
• 白：辛口・ボリューム感・酸が際立つ
• 赤：タンニン豊富、フルボディ系
• 生産地域は東部に集中（西部はアルプスで高地）
• ニーダーエステライヒ州
• ブルゲンラント州
→ この2州で 全栽培面積の88％ を占める。
• ホイリゲ（Heuriger）
• “新酒”を指すオーストリア特有の文化
• 同時に “居酒屋・ワイナリーの直営店” も意味する
• ブッシェンシャンクも同業態
• 食とワインが密接で「若飲み文化」が主流
2. 歴史（検定で出やすい！！）
• 紀元前700年：ケルト人の栽培痕跡が最古
• ローマ時代に発展 → ローマ滅亡で荒廃
• カロリング朝で再興 → マジャール人侵入で停滞
• 中世：修道院が中心となり、16世紀に最盛期
• 17世紀：宗教戦争・重税・ビール人気で衰退
• 18世紀：ヨーゼフ2世が“ワイン直売”を認可 → ホイリゲ文化誕生
3. 気候・自然条件
• 大陸性気候・降水量少ない（東部450〜500mm）
• 四方から風の影響を受ける：
• 北：冷たい風
• 東：パノニア平原から乾燥した温風
• 南：地中海の湿った温風
• 西：アルプスから冷たい風
• 重要な自然要素：
• ドナウ川（日光反射・寒暖差調整）
• ノイジードル湖（霧・貴腐菌の発生源）
4. 土壌と栽培
• 東部は 保水性の低い土壌と斜面畑 が多く、灌漑が一般的
• 主要産地：ワッハウ、クレムスタール、カンプタール
5. 主要ブドウ品種（超重要！）
◆ 白ブドウ
① グリューナー・フェルトリーナー（Grüner Veltliner）
• オーストリアの象徴品種（全体の1/3）
• 主要産地：ニーダーエステライヒ
• 酸が際立ち、白胡椒の香り
② ヴェルシュリースリング（Welschriesling）
• イタリアのリースリング・イタリコと同一品種
• ノイジードル湖周辺で甘口も多い
③ リースリング
• ドイツよりボリューム感が出る
④ ピノ・ブラン（Pinot Blanc）
◆ 黒ブドウ
① ツヴァイゲルト（Zweigelt）
• 最も栽培される黒ブドウ（ブラウフランキッシュ×ザンクトラウレント）
• タンニンしっかり〜ジューシーまで幅広いスタイル
② ブラウフランキッシュ
• 主要産地：ブルゲンランド
• 力強い、高い酸とタンニン
③ ザンクト・ラウレント（St. Laurent）
• ピノ・ノワールの血縁とされる
• テルメンレギオン・ブルゲンランド北部が重要産地
④ ブラウアー・ヴィルトバッハ
• スタイアーマルクのロゼで重要（シルヒ Sillch）
6. オーストリアの糖度単位：KMW
• 果汁の純粋な糖分重量％
• 品質区分の基準として使用
7. ワイン法と分類（超頻出）
● EU分類に準拠
1. GU（原産地保護ワイン）
2. Qualitätswein（クヴァリテーツワイン）
3. Prädikatswein（6段階の甘口カテゴリー）
4. GGA（地理的表示保護）
5. Landwein（ライトワイン）
6. 地理的表示なしワイン
8. DAC制度（2002年～）
• Districtus Austriae Controllatus
• フランスのAOCに相当
• Qualitätswein以上であること
• 原産地の典型スタイルを厳格に定義したワインだけがDACを名乗れる
9. プレディカーツワイン（6段階）※KMW基準
🇦🇹 オーストリア ワイン検定用まとめ
1. 基本プロフィール
• 栽培面積：48,055ha
• 白ブドウが約7割（白ワイン大国）
• 味わいの傾向
• 白：辛口・ボリューム感・酸が際立つ
• 赤：タンニン豊富、フルボディ系
• 生産地域は東部に集中（西部はアルプスで高地）
• ニーダーエステライヒ州
• ブルゲンラント州
→ この2州で 全栽培面積の88％ を占める。
• ホイリゲ（Heuriger）
• “新酒”を指すオーストリア特有の文化
• 同時に “居酒屋・ワイナリーの直営店” も意味する
• ブッシェンシャンクも同業態
• 食とワインが密接で「若飲み文化」が主流
2. 歴史（検定で出やすい！！）
• 紀元前700年：ケルト人の栽培痕跡が最古
• ローマ時代に発展 → ローマ滅亡で荒廃
• カロリング朝で再興 → マジャール人侵入で停滞
• 中世：修道院が中心となり、16世紀に最盛期
• 17世紀：宗教戦争・重税・ビール人気で衰退
• 18世紀：ヨーゼフ2世が“ワイン直売”を認可 → ホイリゲ文化誕生
3. 気候・自然条件
• 大陸性気候・降水量少ない（東部450〜500mm）
• 四方から風の影響を受ける：
• 北：冷たい風
• 東：パノニア平原から乾燥した温風
• 南：地中海の湿った温風
• 西：アルプスから冷たい風
• 重要な自然要素：
• ドナウ川（日光反射・寒暖差調整）
• ノイジードル湖（霧・貴腐菌の発生源）
4. 土壌と栽培
• 東部は 保水性の低い土壌と斜面畑 が多く、灌漑が一般的
• 主要産地：ワッハウ、クレムスタール、カンプタール
5. 主要ブドウ品種（超重要！）
◆ 白ブドウ
① グリューナー・フェルトリーナー（Grüner Veltliner）
• オーストリアの象徴品種（全体の1/3）
• 主要産地：ニーダーエステライヒ
• 酸が際立ち、白胡椒の香り
② ヴェルシュリースリング（Welschriesling）
• イタリアのリースリング・イタリコと同一品種
• ノイジードル湖周辺で甘口も多い
③ リースリング
• ドイツよりボリューム感が出る
④ ピノ・ブラン（Pinot Blanc）
◆ 黒ブドウ
① ツヴァイゲルト（Zweigelt）
• 最も栽培される黒ブドウ（ブラウフランキッシュ×ザンクトラウレント）
• タンニンしっかり〜ジューシーまで幅広いスタイル
② ブラウフランキッシュ
• 主要産地：ブルゲンランド
• 力強い、高い酸とタンニン
③ ザンクト・ラウレント（St. Laurent）
• ピノ・ノワールの血縁とされる
• テルメンレギオン・ブルゲンランド北部が重要産地
④ ブラウアー・ヴィルトバッハ
• スタイアーマルクのロゼで重要（シルヒ Sillch）
6. オーストリアの糖度単位：KMW
• 果汁の純粋な糖分重量％
• 品質区分の基準として使用
7. ワイン法と分類（超頻出）
● EU分類に準拠
1. GU（原産地保護ワイン）
2. Qualitätswein（クヴァリテーツワイン）
3. Prädikatswein（6段階の甘口カテゴリー）
4. GGA（地理的表示保護）
5. Landwein（ライトワイン）
6. 地理的表示なしワイン
8. DAC制度（2002年～）
• Districtus Austriae Controllatus
• フランスのAOCに相当
• Qualitätswein以上であること
• 原産地の典型スタイルを厳格に定義したワインだけがDACを名乗れる
9. プレディカーツワイン（6段階）※KMW基準
1. Spätlese（シュペートレーゼ）
• 完熟ブドウ
• 19°KMW以上
2. Auslese（アウスレーゼ）
• 粒選り
• 21°KMW以上
3. Beerenauslese（ベーレンアウスレーゼ）
• 貴腐 or 非常に熟したブドウ
• 25°KMW以上
4. Eiswein（アイスワイン）
• 凍結ブドウ
• 25°KMW以上
5. Strohwein / Schilfwein（ストローワイン／シルフワイン）
• 3ヶ月以上乾燥
• 25°KMW以上
6. Trockenbeerenauslese（トロッケンベーレンアウスレーゼ）
• 大半が貴腐化
• 30°KMW以上
• ルスト産は**「アウスブルッフ（Ausbruch）」**と呼べる
10. GGA・地理的表示なしワイン
• GGA：単一産地・36品種のみ使用
• 地理的表示なし：品種名・ヴィンテージ表示も可能
📌 試験用の重要ポイントまとめ（最重要箇所だけ）
• グリューナー・フェルトリーナー＝白胡椒の香り・酸・オーストリアの代表
• 黒ブドウトップは ツヴァイゲルト
• 甘口の聖地＝ノイジードル湖
• DAC＝2002年開始、AOC相当、Qualitätswein以上
• KMW＝糖度表示の基準
• トロッケンベーレンアウスレーゼ（TBA）＝30°KMW
• ルストのTBA＝アウスブルッフ
• 主要産地＝ニーダーエステライヒ / ブルゲンランド
• ホイリゲ＝新酒＋居酒屋文化（ヨーゼフ2世が起源）
1. Spätlese（シュペートレーゼ）
• 完熟ブドウ
• 19°KMW以上
2. Auslese（アウスレーゼ）
• 粒選り
• 21°KMW以上
3. Beerenauslese（ベーレンアウスレーゼ）
• 貴腐 or 非常に熟したブドウ
• 25°KMW以上
4. Eiswein（アイスワイン）
• 凍結ブドウ
• 25°KMW以上
5. Strohwein / Schilfwein（ストローワイン／シルフワイン）
• 3ヶ月以上乾燥
• 25°KMW以上
6. Trockenbeerenauslese（トロッケンベーレンアウスレーゼ）
• 大半が貴腐化
• 30°KMW以上
• ルスト産は**「アウスブルッフ（Ausbruch）」**と呼べる
10. GGA・地理的表示なしワイン
• GGA：単一産地・36品種のみ使用
• 地理的表示なし：品種名・ヴィンテージ表示も可能
📌 試験用の重要ポイントまとめ（最重要箇所だけ）
• グリューナー・フェルトリーナー＝白胡椒の香り・酸・オーストリアの代表
• 黒ブドウトップは ツヴァイゲルト
• 甘口の聖地＝ノイジードル湖
• DAC＝2002年開始、AOC相当、Qualitätswein以上
• KMW＝糖度表示の基準
• トロッケンベーレンアウスレーゼ（TBA）＝30°KMW
• ルストのTBA＝アウスブルッフ
• 主要産地＝ニーダーエステライヒ / ブルゲンランド
• ホイリゲ＝新酒＋居酒屋文化（ヨーゼフ2世が起源）
