Fontana di Oliveワイン会の予習編❽
今回の「Fontana di Olive」のワイン会では
南部イタリアのワインに焦点を当てペアリングをしていこうと思います。
◎プーリア州 ③
アンギウリ・ネロ・ディ・トロイア
Angiuli Nero di Troia
ネロ・ディ・トロイアの個性的な果実味と旨味を楽しめるワイン、力強くワイルドなフルボディ
栽培面積4ha。土壌は白亜の粘土石灰質土壌。平均樹齢30年。収穫は手摘みで野生酵母で発酵。セメントタンクで6ヶ月熟成の後、ステンレスタンクで6ヶ月落ち着かせ瓶詰め。
熟したブラックチェリーやプラムに加え、スパイス感と葉巻やモカフレーバーの香り。凝縮感のあるしっかりとした重口。
アンギウリ・ドナート
ANGIULI DONATO
ワイナリーはBari(バーリ)から約15km南に位置するAdelfia(アデルフィア)にあります。1880年より葡萄栽培とワイン造りを始め、代々アンギウリ一家が受け継いできました。所有総面積は36ha。現在は父であり当主のドナート氏を筆頭に、息子のヴィト氏、ジュゼッペ氏、ロレンツォ氏が切り盛りしています。土壌は白亜の粘土石灰質土壌ですが、その中でもネグロアマーロ種が植えられている畑は赤土混じりの鉄分の多いエリアになります。また、土着品種のネロ・ディ・トロイア種やプリミティーヴォ種はより石灰岩の多いエリアに植えられています。収穫は手摘み。野生酵母による発酵。土壌はもちろん微気候とも調和する栽培方法に取り組んでおります。南イタリアのワインでありながらも、涼しげなキャラクターを持つ、そんなワイン造りを常に心掛けている生産者です。
◎プーリア州のチーズ
Caciocavallo Silano. カチョカヴァッロ・シラーノ
イタリア語で「カチョ」はチーズ、「カバロ」は馬を意味します。 2個のチーズを紐で結び、左右に下げて熟成させる様子が馬の鞍の両側にかけている様子に見えたことが名前の由来と言われています。
Canestorato Pugliese カネストラート・プリエーゼ
羊乳、非加熱圧搾。籠の模様が特徴のペコリーノ