アルザス地方のプロフィール
フランス北東部の地方で、アルザス地方の東側にはライン川が南北に流れ(川の東はドイツ)、西側にはヴォー ジュ山脈が南北に連なっている。
現在、ロレーヌ地方、シャンパーニュ・アルデンヌ地方と統合し、グランテスト地域圏に属している。 ヴォージュ山脈の東側丘陵(標高170~478m)にブドウ畑があり、北のヴィセンブールから南のタン(厳密にはその南のラインバック)まで170km、幅1.5~3kmの帯状に広がる。
ヴォージュ山脈が大西洋からの湿った風をさえぎり、降雨量はフランスでも特に少ない産地。
フェーン現象による暖かく乾燥した大陸性気候。
神聖ローマ帝国による支配の後、1648年ウェストファリア条約でアルザスをフランスに割譲。産出される鉄や石炭を得ようと、現在のドイツとフランスの間で領有権争いが何度も起こったため、ドイツ文化の影響を強く受けている。街並みは木骨組み漆喰固めの建物が多く、食文化も多分にドイツ的である。
生産量のほとんどはドイツでも栽培されている品種による辛口白ワイン。
単一品種から造られることが多く、品種名をラベルに併記し、フルート型のボトルに入れる。