
Salon de 雅 ワイン教室 第6回の宿題テーマは、アルザスの伝統郷土料理「ベックオフ」とワインの比較テイスティングです。
ベックオフは、豚肉を中心にじゃがいもや玉ねぎなどの野菜を白ワインとともに重ね、密閉した器でゆっくり長時間煮込む、アルザスを代表する家庭料理のひとつです。
日曜日の礼拝に出かける前にオーブンへ入れ、帰宅後にいただく料理として親しまれてきた、土地の暮らしが息づく一皿でもあります。
今回の宿題では、
「肉には赤ワイン、魚には白ワイン」
という一般的なイメージを、実際の料理構造から考えていただく内容にいたしました。
ベックオフに使われるのは、牛肉のような力強い赤身肉ではなく、豚肉を中心とした白い肉。
さらに、焼き目の香ばしさを活かす料理ではなく、白ワインとともにゆっくり煮込むことで旨味を引き出すお料理です。
そのため、赤ワインのタンニンよりも、白ワインの酸とミネラルがより自然に寄り添います。
特におすすめなのは、
アルザス グラン・クリュ リースリング
そして
シャブリ プルミエ・クリュ。
伸びやかな酸が煮込み料理の重さを心地よく整え、豚肉のやさしい旨味と野菜の甘みを美しく引き立ててくれます。
一方で、カベルネ・ソーヴィニヨンのようなタンニンのしっかりした赤ワインは、煮込みの繊細な味わいに対してやや強く感じられることも。
ワインは色だけで合わせるのではなく、
食材の種類・調理法・質感で考えることが大切
という学びにつながる宿題です。
ご自宅でご家族とご一緒に、
「なぜこのワインが合うのだろう」
と会話を楽しみながら味わっていただけたことと思います。
次回の授業で、皆さまのご感想を伺えるのを楽しみにしております。
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