🇪🇸 ガリシア州(Galicia)

📍位置・概要
• スペイン北西部に位置する州。
• 南はポルトガル、東はアストゥリアス州とカスティーリャ・イ・レオン州に接する。
• 州都:サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)
→ 世界三大巡礼地のひとつ。
🌊気候・地形
• 大西洋の影響を強く受ける穏やかな海洋性気候。
• 年間降水量は約1,600mmと多く、スペインでも有数の雨の多い地域。
• 複雑に入り組んだ「リアス式海岸」は、ガリシアの語源(“Rías”=入江)。
• 地盤は花崗岩質で水はけが良いため、湿潤な気候でも高品質なぶどう栽培が可能。
🐙食文化
• 豊富な海産物が最大の産業。
• 代表的郷土料理:
・タコのガリシア風(Pulpo a la Gallega)

ゆでダコ+ジャガイモ+赤唐辛子+オリーブオイル。
・エンパナーダ(Empanada)=ミートパイ。

・キャベツやジャガイモ入りスープ「カルド・ガジェゴ」。

・牡蠣やムール貝の養殖も盛ん。
🍇ワイン概要
• 主なD.O.:リアス・バイシャス(Rías Baixas)
- 「Rías」=入江、「Baixas」=南部/下部の意。
- 雨が多い地域だが、花崗岩質土壌で排水性に優れる。
• 白ワインが主体(全体の約96%がアルバリーニョ)。
• その他の品種:ロウレイロ(Loureiro)、トレイシャドゥーラ(Treixadura)、カイニョ(Caíño)、トロンテス(Torrontés)など。
• 樽熟成タイプやスパークリングワインも生産される。
• 「海のワイン(Vino del Mar)」とも呼ばれ、アメリカなどへの輸出が盛ん。
🏁まとめポイント
• 巡礼地サンティアゴ・デ・コンポステーラを州都とする。

• 大西洋気候で雨が多く、リアス式海岸が特徴。
• 主産地リアス・バイシャスでは、アルバリーニョが主役の芳香高い白ワインを生産。
• 海産物との相性抜群。