フランス❹

2025/10/03

📑 アルザス地方まとめ(ワイン検定用)

1. 地理と歴史背景

フランス北東部、ライン川を挟みドイツと国境を接する地域

神聖ローマ帝国の支配が長く、17世紀ルイ14世時代にフランスへ併合

以後もドイツとフランスの間で帰属が変化

街並みに木組みのドイツ風建築が多く、ワイン造りもドイツ的要素を色濃く反映

    • 郷土料理:シュークルート(ザワークラウト)、ベックオフ、タルトフランベ、クグロフなど

フォアグラ、マンスター(ウォッシュチーズ)なども名産

2. ブドウ畑と気候風土

ボージュ山脈の東斜面、ストラスブールからミュールーズまで南北約170kmに広がる帯状の畑

標高:170478m

ボージュ山脈が湿気を遮るため降雨量はフランス最少レベル

大陸性気候:日照に恵まれ、乾燥した秋が貴腐ワインの生産を可能に

土壌:花崗岩、石灰質、粘土など多様性に富む「モザイク土壌」と呼ばれる

3. 主なブドウ品種

白ブドウ

リースリング:酸味がしっかり、熟成能力が高い(最も多い品種)

ゲヴュルツトラミネール:ライチ・バラ・スパイス香、華やか

ピノ・グリ:厚みがあり力強い、スモーキーさも

ミュスカ:華やかな香り、爽やか、少量生産でアペリティフに人気

黒ブドウ

ピノ・ノワール:赤・ロゼの主要品種

4. ワインスタイルとAOC

単一品種ワインが多く、品種名をラベル表示

フルート型のボトルが特徴

• AOCアルザス(1962年):白・赤・ロゼ

• AOCアルザス・グラン・クリュ(1975年):51区画、白のみ、4品種(リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ、ミュスカ)、手摘み義務

• AOCクレマン・ダルザス(1976年):瓶内二次発酵によるスパークリング、フランス国内で最も消費されるAOCスパークリング

5. 甘口ワイン

ヴァンダンジュ・タルディヴ(遅摘み)

セレクション・ド・グラン・ノーブル(貴腐・粒選り)

生産可能なのはグラン・クリュ指定の4品種のみ

検定ポイント

フランスで唯一、品種名をラベルに表記するAOC

グラン・クリュは白のみ、4品種限定

クレマン・ダルザスは国内スパークリング消費No.1

大陸性気候&乾燥した秋貴腐・遅摘み可能

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〒411-0943 静岡県駿東郡長泉町下土狩756−14TEL055-950-8830
新幹線三島駅よりタクシーで約5分

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