ロゼワインを知る❹
ロゼワインには製法が4つあり、それぞれに色味や味わいの特徴があります。
❶セニエ法(血抜きの意)
発酵タンクに除梗、破砕した黒ブドウからを入れて、数時間から2日程度の短いマセラシオンを行ったのちに、軽く色づいた果汁をタンクから引き抜く。
以降は、その果汁だけで発酵を続けて仕上げる。
色素の多いブドウだと僅か1日のマセラシオンでも真っ赤になるので、果汁を引き抜くタイミングが重要。
色が濃くタンニンが強いのが特徴
❷直接圧搾法
除梗、破砕した黒ブドウをプレスした果汁を発酵させる。 白ワインの醸造フローと同じ
甘口、辛口がある
色が薄いのが特徴
フランス ヴァン・グリ
カリフォルニア ブラッシュ ワイン
❸混醸法(ロートリング)
黒ブドウ、白ブドウを混ぜて抽出した果汁を発酵させる。
ドイツのヴュルテンベルク地方産でQualitātsweinシラーヴァイン、
バーデン地方産で51%以上のルーレンダー(PG)とシュペートブルグンダー(PN)を混ぜたものを
バーディッシュ・ロートゴルトという
❹ブレンド法
白ワインに少量の赤ワインを足して作る方法
高級ワイン(産地名付きワイン)で認められているのは、シャンパニューのロゼのみ
セニエ法で安定した色のロゼを作るのは難しい
シャンパニュではブレンドした後長期間の熟成を経るので、ワイン同士が十分に馴染む事が出来る。