🔹 北海道
• 長野と並ぶ活気ある産地。2018年にGI「北海道」指定。
• 平均気温13〜15℃でシャンパーニュやラインガウと同等。
• 内陸性気候が主で、北部は海洋性気候。
• ブドウ品種はドイツ系が多く、白ワイン用品種が圧倒的に多い。
• 主な白:ケルナー、ミュラー・トゥルガウ、バッカス。
• 主な赤:ツヴァイゲルト、セイベル系、山幸。
👉 空知(そらち)地方:石狩平野南部の丘陵地帯。浦臼町・岩見沢市・三笠市などで栽培。かつて主流だったケルナーは減少し、ピノ・ノワールやソーヴィニヨン・ブランが増加傾向。
👉 後志(しりべし)地方:栽培面積の大半を占めるのは余市町。約30年前に欧州系品種の本格栽培が始まり、2011年のワイン特区認定をきっかけにワイナリー設立が活発化。


🔹 岩手県
• 冷涼な気候。北上川流域の盆地で栽培。
• 明治以前から、野山で採れた山ぶどうを発酵させた酒を飲む習慣があり、現在でも山ぶどうを活かしたワイン作りが行われている。
• 主要品種はリースリング・リオンと山ぶどうの二大柱。
• その他:キャンベル、ナイアガラ、ベーリーA、メルロー。
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🔹 山形県
• 果樹栽培が盛ん。2016年に上山・南陽がワイン特区に。
• 平均気温17〜18℃。内陸は盆地気候、日本海側は海洋性気候。
• 白:デラウェア全国1位、ナイアガラ、シャルドネ。
• 赤:マスカットベーリーA、メルロー、カベルネS、ヤマソーヴィニヨン。
• ブラック・クイーン(1930年代導入)は山形赤ワインに重要。
• 主な産地:上山、高畠、西荒谷地区(甲州の北限栽培地)。

🔹 新潟県
• 明治20年に高田でブドウ栽培開始。
• 日本ワインの父・川上善兵衛が「岩の原葡萄園」を開き、マスカット・ベーリーAなどの品種改良に尽力。
• 平均気温18〜20℃と温暖。
• 「新潟ワインコースト」:角田浜・越前浜の新興ワイナリー群が産地形成。

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