オーストラリアのワイン産地と特徴①
2023年6月現在 G.Iは114
栽培面積は南オーストラリア州が約半分
❶西オーストラリア州はプレミアムワイン産地
オーストラリア全体の3%
高価格帯ワインは多く品質は国内トップクラス
平均単価1,526豪ドル/t
国全体は630豪ドル/t
⚫︎スワン・ディストリクト
1820年代後半に英国移民によりスワンヴァレー周辺にブドウ栽培が始まったと推定
1834年初めてワインが生産される
1937年CBでHoughton社が Houghton White Burgundy 発売して樽を使わないのに長期熟成する優れた白ワインとして名が知れた。
⚫︎科学的な裏付けを持って開発が進んだ世界的にも珍しい産地
1955年 西オーストラリア州政府がより収益性の高い農業推進を目的にHarold Olmo博士( カリフォルニア州UCデイビス校のブドウ栽培研究者でPNのポマールクローンを米国にもたらす)に適正調査を依頼→西豪州南部一帯がボルドーの気象条件に似てブドウ栽培に好適
🅰️ グレートサザン
1965年 グレートサザンのブドウ畑の始まり
州政府がマウントパーカーの畑にRieとCSを植える
各ワイン産地は、森林により都市から分断、隔絶された陸の孤島のよう
南氷洋の影響で寒く厳しい
🅱️ マーガレットリヴァー
1963年 John Gladstones博士(西オーストラリア大学農芸科学者)がHarold Olmo博士の報告からマーガレットリヴァーに当てはめ調査し1966年栽培適地である事を発表すると素早くマーガレットリヴァー創業5生産者により植栽が開始される
西オーストラリアを代表するCSとChの銘醸地となる
発展の理由→消費地パースに近く(南へ270km)近隣のリゾート地として役割を果たしていた。
1999年 John Gladstones博士がサブリージョンを提案いまだに申請には至っていない
①Yallingup
②Carbunup
③Wilyabrup→特に温暖
優良なCSの作り手が集中
紫や黒系の果実が豊かに残るCS
④Treetop
⑤Wallcliffe→やや冷涼
ボルドー的で赤い果実の特徴と清涼感のあるCS
⑥Karidate→南氷洋の影響を受けて黒ブドウの完熟難しい、土壌は粘土、ローム
SB等白ブドウ中心