ボルドーワイン②
■歴史
古代ローマ人に占領された紀元前1世紀の中ごろからボルドーにブドウ栽培が持ち込まれた
4 世紀に活躍した著述家で、ボルドー市の執政も務めたアウソニウス(代表作モゼラ)も、サンテミリオンにブドウ畑を所有していたことが知られている。(これが現在のシャトー・オーゾンヌとみなされている)
ワイン産地としてボルドーが飛躍するのは中世以降のこと。
1154 年~1453 年のおよそ 300 年間、ボルドーはイギリス領だった。 イギリスに多くのボルドーワインが輸出され、大繁栄した。
【中世のボルドー大繁栄の経緯】
現在のボルドーに当たるアキテーヌ地方を領有していた女公爵アリエノール・ダキテーヌが、
1152 年にアンジュー伯・ノルマンディー公のアンリと結婚。
アンリが 2 年後の 1154 年にイングランド王ヘンリー2 世に即位し、ボルドーは英国領となる。
ボルドー産のワインは海を渡って英国で売られ、繁栄を迎えた。
①大きな市場(英国)を手に入れ、
②輸送手段(川と海の水運)があったことが大きい。
この交易は 1453 年、フランスが英国との百年戦争に勝利し、アキテーヌ地方を取り戻すと 同時に解消された。
17 世紀になると、オランダやハンザ同盟加盟国との交易が発展し、再び繁栄する。 (このころ辛口・甘口の白ワインの輸出開始。オランダの干拓技術によってメドック地区が干拓される)
1855 年のパリ万博の際に有名な格付けが生まれる。赤ワインは、当時から高値で取引されていたシャトーの ワインを 1 級から 5 級まで格付けしたもので、1973 年にシャトー・ムートン・ロッチルドが 2 級から 1 級へ と昇格したのを唯一の例外として、改定が行われていない。この格付けを契機に、単なる飲み物に過ぎなか ったワインが、趣向品としての価値を帯びるようになっていくのである。
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