旧世界のワイン産地の変革 Champagne

2024/07/22

⭐︎Champagneの気候約40年の進化

年間平均気温 10.4℃→1.8℃上昇

年間日照時間 1700時間 過去10年間1900時間

年間降水量 650-700mm

過去30年で収穫時期が約20日早まる

2000年以降、8月の収穫は8回→かつての様に熟度を求めるのではなく、フレッシュ感を追求するのが作り手の課題となっている

1990年代 Alc9.5-10%vol  酸度12.4g/ℓ

2024年  Alc10.5-11%vol  酸度11.2g/ℓ 

◉忘られたセパージュ

主要3品種PN Ch PM に加えて

気候変動の対抗や有機栽培の推進により主要3地区でも意欲的なグローワーが4品種を新たに植えてブレンドする動き

①アルバンヌ

②プティメリエ

①②高い酸に可能性

③ピノブラン

④ピノグリ

◉ハイブリッド品種 Voltis

うどんこ病に強い「8番目」品種ヴォルティス

フランスのAOCで初めて認められたPIWI品種

最大5%までブドウ畑に植える事が許可

ブレンド比率は10%まで


ハイブリッド品種のヴォルティスは、コート・ド・バールのドラピエがロンドンで、栽培することを発表して注目された。この8番目の品種は白ブドウ。フランスとドイツの農業研究所がうどんこ病に高い耐性を持つ品種を目指して開発した。


 畑に散布する硫酸銅の量を減らせ、持続可能な農業に役立つ品種として期待されている。INAO2021年に試験的な仕様に含めることを承認した。栽培面積の5%、ブレンド比率10%まで認められている。10年間の試験期間を経て、シャンパーニュの品質が分析されて、正式に導入するかどうかが決められる。


 シャンパーニュ委員会は2025年までに除草剤の使用を禁止し、カーボン・フットプリント(商品やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至る過程を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算し、商品やサービスにわかりやすく表示する仕組み)を2050年までに75%削減する目標を掲げている。気候変動や持続可能性を求める動きが、長い伝統を有するシャンパーニュ造りにも変革を迫っている。

 

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